総合病院とクリニックの違いって何?

総合病院とは、ベッド数100床以上、主要診療科が5科以上(原則として内科、外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科の5科)の病院のことをいいます。クリニックは1~19床までの有床診療所か、外来のみで入院ベッドがない診療所のことをいいます。看護のお仕事を検討する時、総合病院で働くかクリニックで働くかは、自分のライフスタイルや目指すものに応じて考える必要があるでしょう。

例えば、総合病院では外来と入院があり、取り扱う診療科も多岐に渡るため、様々な経験を積むことが可能です。また、研修システムが整っている病院も多く、働きながら技術や知識の習得をすることが出来ます。希望通りの部署に配属になるかは病院の方針やその時の人事により異なりますが、結婚や出産などのライフイベントの変化に応じて、時短勤務や部署異動を願い出ることも可能です。ただし、病院の規模が大きいと、一緒に働くスタッフの入れ替わりが激しいこともあるでしょう。

一方、クリニックは、ある一定の科に特化したところが多いのが特徴です。また、地域に根ざした小規模なクリニックでは、患者との距離も近く、スタッフの入れ替わりも少ない場合が多いでしょう。即戦力が求められるので、ある程度経験のある人や専門性を高めたい人、アットホームな雰囲気で働きたい人にお勧めです。

このように、同じ医療機関でも総合病院とクリニックとでは、大きく異なります。そのため、多くの看護師は、まず総合病院で経験を積み、自分の専門性を高めたい科や方向性が見つかったらクリニックに転職するという人が少なくありません。総合病院とクリニックの違いを理解し、自分がどのように働きたいのかを考えるといいでしょう。★★★参考サイト/どちらがいいの?総合病院VSクリニック★★★